浜名湖にほど近い、陽当たりと風通りが魅力の敷地。ご主人が早朝に出かけることの多い漁師さんということもあり、家族がそろう夕食の時間を大切にしていただきたいと、ダイニングキッチンを中心にプランニングしました。スキップフロアを活かしたLDKとスタディコーナーは24畳もの大空間。ご主人お手製のウッドデッキが隣接し、より開放的な空間になりました。珪藻土の塗り壁とブラックウォールナットの床材の組み合わせがカッコ良く、落ち着いた空間に仕上がっています。収納や家事動線にもこだわり、玄関横には5.5畳のファミリークローゼットを、キッチン横には家事室を兼ねた3畳のパントリー、洗面室の外には屋根付きの物干しデッキを設置。外観はグレーの塗り壁と杉羽目板張り、ダークグレーのガルバリウム鋼板の3つの素材を使い分けることで、シンプルでありながらも、上質な雰囲気を醸し出しています。また、雨の日でも濡れずに玄関に入れるよう、1台分のカーポートも用意。お施主さまのこだわりを取り入れながら、家族が心地よく過ごせる工夫を随所に散りばめた家が完成しました。
7年ぶりに再訪しても、Select工房の魅力は変わらない
実は7年ほど前、Select工房の見学会に参加したことがあったんですが、土地が見つからず時間だけが過ぎてしまって。3年ほど前、友人夫妻がSelect工房の社長宅を見学すると聞き、一緒に訪問することに。再訪してみて、スタッフの方も覚えていてくれて、内装のデザイン、空間の使い方がやっぱりいいよねと、妻と再確認。その後、土地も見つかりやっと依頼することができました（笑）。打合せでは、要望が多かったり、昨日と言ったことが変わったりしたのに、根気よく付き合ってくださり、うまくプランにまとめてくれました。構造部分の柱なのに、じゃまだから取ってもいいですかと聞いたら、さすがに無理ですからと笑いながらも、こうすれば目立たなくなりますよと対応してくれたのは、提案力と技術力があるからだと思います。ダイニングテーブルや洗面台は、モールテックス素材を使い友人とDIYさせてもらったのはいい思い出ですね。キッチンもリビングも広くなったので、友人を招いて自慢の魚料理を振る舞いたいですね。
