住宅地の一角でひときわ目を引く、ディープブラックとダークグレーのガルバリウム鋼板に覆われた外観。玄関にはレッドシダーを板貼りした男前の家が完成しました。周りの家からの視線をカットし、いかにプライベート空間を確保するかを課題にプランニングしました。水回りや寝室などのプライベート空間は2階に上げ、1階から生活感をなくすことで、家族やお友だちとのんびり過ごせる空間になっています。弊社で人気の高い小上がりダイニングを中心にした20畳のLDKと、4.5畳の小上がりの和室がつながった大空間。さらに10畳のスキップウッドデッキが隣接することで、より広がりを感じることができます。壁の一部に古材をあしらったリビング、奥さまお気に入りのタイルを貼った幅広の洗面台、階段踊り場横にはマガジンラックで隠したご主人の書斎など、見どころが随所に。さらに、マリンランプなどの武骨で男前の照明が、空間にアクセントを生み出しています。3姉妹や夫妻のご友人を招いたにぎやかなBBQなど、人が自然と集まる素敵な家になりました。

この人と一緒なら、楽しく家づくりができそうと直感

スタッフの猪原さんの奥さんと妻が知り合いで、家にも遊びに行った妻から、素敵な家だったと聞かされていました。家を建てるとなって改めて猪原邸を見学させてもらったら、オシャレな家はもちろん、とても楽しそうに家づくりについて話す猪原さんを見て、この人と一緒に家をつくったら楽しいだろうなと（笑）。僕たちからの要望はそんなになくて、ざっくばらんな会話の中からうまく引き出して、プランニングしてくれました。僕がぽろっと言った隠し部屋という言葉を聞き逃さず、階段の踊り場横にマガジンラックで隠した小部屋を提案してくれたのは驚きました。提案していただいた小上がりの和室や、古材を使ったリビングの壁がお気に入りです。実は妻のお父さんが大工をしているんですけど、「こんな発想は俺にはないな。しっかりつくっているいい家だよ」と褒めてもらえたのがうれしかったですね。