家の中央に本宅の象徴としてランダムな意匠の幅広階段を設け、更に豪快な６層スキップフロアと吹抜けのあるこだわりと魅力満載の住宅が完成しました。
建築地は母屋となる現在お住いの住宅に隣接した、陽当たりの良い縦長の敷地。お母様と３人のお子様の居室は母屋に残すため、連絡路を設けて行き来ができるようになっています。
新築部分は縦長の敷地を有効活用し、北側には奥様が開業される美容室店舗を、南側には住宅をレイアウト。外観は店舗と住宅の視認がはっきり出来るようスクエアの２つの箱を並べたカタチで、グレーとアイボリーのガルバリウム鋼板+塗り壁やレッドシダー板張りなどをあしらい、色と形のコーディネートで個性を主張しています。
玄関引戸を開くと奥へと続く長めのホールが広がります。玄関すぐ脇に広めの洗面と浴室を設け、元気なお子様も外遊びから帰ったら直ぐに手洗いやお風呂に入れる動線となりました。
家事動線にもこだわりがあり、買い物から帰った際に、シューズクローク→キッチンへと、できるだけ短い距離で結ぶ動線を設けました。
キッチンはダウンフロアとし、堀座卓式ダイニングテーブルに座ったご家族やお友達との目線を可能な限り近づける工夫をスキップフロアで実現。
ダイニングキッチンからこの家のシンボルとも言える幅広階段を８段上がると、そこには特別な吹抜けリビング空間が現れ、南側に大きな窓を設ける事で、リビングを通してダウンフロアのダイニングキッチンへも光を落とす設計となっています。
リビングが中間層に存在する事から、外との繋がりを持たせながらより広く感じるように、リビング横にはウッド敷きのバルコニーを設けています。外のような中のような空間となるバルコニーとの横の繋がり、吹抜けの縦の繋がり、ダウンフロアの下との繋がり、南側の大きな窓から見える空との繋がり、4方向への繋がりがスキップフロアと広い窓の構成で作られ、リビング空間の大きな魅力となっています。
「思い描いていたスキップフロアを活かした家を実現」
自分も家を建てたいと考えていた頃、会社の同僚が家を新築し見学会を開くというので見に行ったんです。ところが道に迷ってしまってたどり着けなくて（笑）。その時たまたま通りかかってお邪魔したのがSelect工房さんの見学会でした。
家を建てるにあたっては「スキップフロアを活かした面白い家を建てたい」と考えていたんですが、そこでまさにそんなイメージのお宅を拝見できたんです。その後も「暮らしを知る見学会」に参加して、それぞれ個性的でこだわりのある物件を何軒か拝見させていただいて、Select工房さんにお願いすることを決めました。
我が家は６層のスキップフロアを持つ凝った間取りのプランなんですが、実はヒアリングしてもらった後、最初に提案してもらった構成からほとんど変わっていません。それだけ私の思い描いていたイメージをバッチリ掴んでくれたってことだと思います。
工事が始まってからも、現場打ち合わせを丁寧にしてくれたので「思っていたのと違う」ということが全くありませんでした。時間はかかっても納得できる工事の進め方をしてくれたことにとても感謝しています。実はダイニングとリビングをつなぐ幅広階段部分をどうしようか最後まで悩んだんですが、その悩みにも結論が出るまで付き合ってもらいました（笑）。結果プラン通りに施工してもらったんですが、この幅広階段部分は家の象徴的なものになり大満足です。
妻は美容室に勤めていて、いずれは独立開業できればと考えてはいたんですが「それならプランの中に店舗も含めたら？」とselect工房さんから提案いただいて、背中を押された感じです。居住スペースにうまく融合するシンプルな店舗もできました。
出会いこそ偶然でしたが、私の理想を現実にできる工務店を探していったら、結局はselect工房さんにたどり着いていたんじゃないかと思います。
