- 施工事例 works -
select.108 T字型のユニークな間取りのカフェスタイルの家

大規模既存集落の制度を利用して選ばれた土地は、田畑に囲まれた長閑な場所の一角。
箱を二つ組み合わせたような、プライベート空間を保つT字型の外観は、ガルバリウム鋼板の色と玄関ポーチの板張りなどを組み合わせ、おしゃれな中にも温かみのあるコーディネイト。玄関ホールは4畳はどのゆったりとしたスペースで、アイアン+モザイクガラスのパーテーションで仕切られた洗面室兼ランドリーを横目に、シンプルな照明が奥のLDKへと導きます。
この4畳ほどもある広い洗面室は、玄関を通らず外で汚れて帰っても勝手口からもアクセスできます。また、パントリーキッチンへも繋がっており、奥様の家事動線にも配慮した設計。
シックな色合いのキッチンタイルや壁、木の素材感を生かした棚などの造作で、落ち着いたカフェのイメージのキッチンダイニング。そこから、スキップフロアを活用し、大きな窓から庭のウッドデッキが望めるリビング部分は2ステップ下げ、ダイニングから2階に続く階段の5ステップ上に2畳のスタディコーナーを設けました。この3つのフロアが立体的に組み合わさって、目線の動きと高低差によって、より大きな開放感を得られる作りです。
2階は寝室、子供部屋、大容量のウォークスルークローゼットのみのシンプルな構成。部屋数が少ない分、各部屋を広めに確保しました。
外も内も落ち着いたイメージの中に、温かみとお洒落な雰囲気を感じさせてくれるお家です。

Orner's Voice

かっこいいだけではない、魅力ある自分たちだけの家


家づくりを検討し始め、いくつかの会社でお話を伺っている中、私の兄がselect工房さんで家を建てたことから、話を聞いてみることにしました。そして、実際に建てられた家を見学させてもらい、自分たちの思い描く「人と違った魅力ある家」が建てられると確信してお願いすることを決めました。
妻が大規模既存集落の権利を持っていることから、その制度を利用した土地探しからスタート。たくさん見せていただいた中から今の土地を選びました。前に水路があったので橋を架ける必要があったんですが、兄が外構工事の仕事をしているのでそのあたりは任せました。
家の作りは上から見るとT字型になっていて、外壁の雰囲気と木材の使い方で、シンプルだけど他にないイメージに仕上がって気に入っています。普通の作りの「ザ・家」みたいなのは嫌だったんです(笑)。select工房さんの建てる家は、兄の家もそうですが、自由な感じがいいですね。
妻の希望は「カフェのような雰囲気にしたい」ということ。キッチンのタイルの使い方や壁、全体の色合いで、落ち着いた雰囲気にまとまりました。後、LDKのスキップフロアの高低差が作る空間が楽しいんです。中2階にある開放的なスタディコーナーや、私の希望でもあるウッドデッキのある庭につながっていて、実際より広く感じます。
作り自体がお洒落でシンプルなら、あとで余計なことをしなくてもいいというのが、この家づくりに当たって妻と話し合ったこと。そのための色選びなんかは色々苦労しましたが、最終的には満足できる家になりました。