遠州灘にほど近い、見晴らしと陽当たりの良い広い敷地。白をベースにしたラップサイディングの外観に、淡い水色の玄関扉とカバードポーチが印象的なアーリーアメリカンスタイルの母屋と、三角屋根のガレージが並ぶこだわりの一軒家が誕生しました。デザインされすぎた家は好みではないというご主人の希望もあり、あえて間口は狭く見せ、奥行きのある間取りとなりました。南北に長いスキップフロアのLDKは、段差を生かしたダイニングスペースや、リビングに造作ソファを設けるなど、居住性と使い勝手のバランスを考えてデザイン。窓を開け放てば、気持ち良い風がLDKを駆け抜けます。テレビボードの背面には古材を使ったヘリンボーンの壁を、キッチンバックにはニュアンスのあるピンク色のアクセントカラーを採用し、素材が持つ素朴さを生かしたこだわりのデザインも見ものです。また、キッチンと水回り、ウォークインクローゼット、物干し用デッキをつなげ、働く奥さまのために家事動線にも配慮。ご夫妻共通の趣味である車やバイクなどの道具をたっぷり収納できるガレージは、将来的な拡張にも対応できるようレイアウトしています。素朴さを残しつつも、個性を感じられる家で、趣味や暮らしを思う存分に楽しむご家族の姿が目に浮かびます。

Owners Voice
肩の力を抜いて、暮らしを楽しめる理想の家
お菓子屋さんで見つけたSelect工房のフライヤーがおしゃれで、ずっと保管していました。半年ぐらいたった頃、「家を建てたいんですけど」ってSelect工房を訪問。人とかぶらないデザイン、こんなのもアリなんだというユニークなアイデア。がんばってデザインしましたというよりも、暮らしや趣味を大切にした素朴な雰囲気にも引かれ、他社を検討することなく依頼しちゃいました（笑）。妻も僕も海が好きなので、リゾートっぽく、西海岸風にというイメージを伝えて、あとはお任せ。スキップフロアを生かして、キッチンからでも、庭やポーチからでもLDKを一望できること、キッチンからゆるく死角になる造作したリビングのソファが秘密基地みたいで気に入っています。併設したガレージには、前の家で入りきらず友人に預けていたマウンテンバイクや車のタイヤ、サーフボードを置く予定。念願の我が家で、趣味に、子育てに、にぎやかな暮らしを楽しみたいですね。